今回はLPIC受験を考えている方向けに失敗した勉強方法を紹介します。つまり、この失敗を回避すれば、グンと合格確率が高まるということなので、ぜひ参考にしてください!
LPICとは
LPIC(エルピック)とは、Linuxの技術力を認定する世界共通の資格で、正式名称は「Linux Professional Institute Certification」です。Linuxプロフェッショナル認定資格、LPI認定資格とも呼ばれ、IT業界で人気があります。
小難しいことを書きましたが「Linux」に関する知識を証明する試験です。レベル1~レベル3があり、初めて受ける方はレベル1からのチャレンジとなります。レベル1の資格取得には101試験と102試験の両方の合格が必要になります。101試験と102試験は別の日に受けても大丈夫です。
筆者は実は最初に受験したときに不合格となりました。何がいけなったかをお伝えしていきます。
結論
- コマンドを完全暗記しなかった
- 実際に手を動かさなかった
- Ping-tに課金しなかった
それでは、順番に解説していきます。
コマンドを完全暗記しなかった
初心者からするととにかく覚えることが多いので、四択の過去問をやって極めたらいけるんじゃない?と思ってました。実際に試験に行ってみたら、コマンドを打ち込んで回答させる問題が結構な割合で出題されました。(全部捨てたら他がパーフェクトに近くないと落ちるのでは?ぐらいの問題数は出ました)
オプションを含めて、コマンドを暗記して書けるようにしておく。これが失敗しない第一歩です。
実際に手を動かさなかった
理解が曖昧なまま暗記するのはとにかくしんどかったです。実際に手を動かして暗記することが合格の使い道です。
Macの人は比較的簡単にLinuxを始められると思うのですが、Windowsの人はちょっと難しいです。今回の皆さんの目的はLinuxの環境構築ではなく、LPICへの合格だと思いますので、ここでは、環境構築の話は置いておきますが、Udemyで動画を見ながらやってみるのが手っ取り早くておすすめです。Udemyは頻繁にセールをやるので、セールを狙いましょう。
Ping-tに課金しなかった
こちらのサイトのことです。
こちらに登録すると、有料ですがLPICの問題演習をすることができます。市販の問題集よりはるかに多い問題に触れることができますし、選択肢も都度入れ替えて出題してくるので、なんとなくこっちかな?で答えの場所を覚えてしまうこともないです。
そして何より、本番で非常に似た問題が出題されます。LPICを再受験するより、Ping-tへの課金の方が遥かに安いので、なぜこちらに最初から課金しなかったのか悔やむばかりです。
101試験は無料で対策できたはずなので、無料で使ってみて良さそうなら102試験を受けるときに課金してみるでも良いでしょう。
(おまけ)おすすめの勉強法
筆者は失敗を回避するために失敗談を聞くのは結構有効な手段かと思っていて、勉強法はひとそれぞれかなと思っているタイプですが、おすすめの勉強法も一応お伝えしておきます。(最初から闇雲に勉強するのは中々にハードモードだと思うので)こちらで勉強して再受験した結果、満点近くの得点で合格できました!再受験前はPing-tに課金していなかったので、あずき本と白本をやるかは好みにお任せしますが、3のPing-tだけは課金するのがおすすめです。
あずき本
まずは、あずき本を一読しましょう。ここでオプションまで覚えなくて良いですが、どのコマンドがどんな役割かちらっと確認しておくと問題演習でさっぱりわからいを回避できます。(筆者は白本から行って撃沈しました)
白本
あずき本をざっと読んだら白本を解いてみましょう。白本そのままでは?という問題も何問か試験で出たので、100%極める気持ちで何周も頑張りましょう!
Ping-t
Ping-tはスマホで演習ができるので、白本と同時進行で移動時間や会社の昼休みにやるのがおすすめです。
https://mondai.ping-t.com/g
筆者はいずれレベル2もとりたいな~と思ってます。一緒に勉強頑張っていきましょう!